毎年、各地にて開催するのが「米・食味分析鑑定コンクール：国際大会」の特長の一つですが、本年は、最終審査、表彰式を11月27日(土)、静岡県小山町にて開催いたします。

　 本年、米・食味鑑定士協会と共に、「米・食味分析鑑定コンクール：国際大会」を主催し支えて下さるのは、静岡県小山町/御殿場市/JA御殿場/静岡県東部農林事務所/からなる皆様です。

　静岡県小山町は富士山麓にあり、金太郎ゆかりの地として数多くの名所を持つ美しい観光地として大変有名です。富士山麓の湧水をかけ流して育てることから名前が付いた「水掛菜」が特産物としてあがるほか、富士山からの豊富な湧き水で2年の歳月をかけ栽培され、扱う料理人や消費者の舌をうならせる小山町産のわさび（真妻種）は知る人ぞ知る良質ブランドで、希少品種ゆえに生産量は少なく、東京を中心とした高級料亭などへ出荷されています。また、豊かな水に恵まれた小山町では、古くから稲作中心の農業がいとなまれ、富士山の東側に位置し、十分な日照が確保できることや、温度差が大きく、糖度の高いコメが育つのに適した土地柄であることから、現在でも米作りを続ける農家は多く、昨年も、国際総合部門にて金賞に輝くなど、優秀な産地として人々の食生活の中心を担っています。

　このような、素晴らしい地域で皆様の協力を得、「第23回　米・食味分析鑑定コンクール：国際大会」を開催させて頂けることを感謝し、ご出品いただく皆様に喜んでいただけるコンクールになるよう、主催者と致しましても尽力してまいりたいと考え、準備を進めてまいりましたが、残念ながらCOVID-19の影響により、本年も無観客での開催が決定いたしました。

　未だ厳しい状況が続きますが、皆様の良き思い出となるよう、関係者一同、精一杯の心を込めて新しい形でのコンクールを開催させて頂くと共に、ご出品を心よりお待ち申し上げます。

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