第25回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会

ご挨拶

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新潟県知事
花角 英世

第25回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会が新潟県中魚沼郡津南町において盛大に開催されますことをお慶び申し上げます。また、全国各地から、新潟県へお越しいただく皆様には、心から歓迎申し上げます。
新潟県は、肥沃な大地、雪どけの清流、米づくりに適した気候風土、そして、先人たちの英知とたゆまぬ努力で築き上げてきた確かな技術力により、米を中心とした食料供給県として発展してまいりました。
本県は日本一の米どころとして、米づくりの長い歴史と伝統が息づいており、おいしいお米の代名詞として全国の皆様から支持されている「コシヒカリ」をはじめ、2017年秋にデビューした「新之助」など、自信を持ってお勧めできるお米がたくさんあります。米の産出額や水稲収穫量、水稲作付面積が全国一位であるとともに、米菓や切餅・包装餅の出荷額も全国一位であり、お米だけでなくお米を原料とした加工品についても全国の皆様からご愛顧いただいております。
また、本県には、「黄金」(稲穂、佐渡島の金山、山々の紅葉、錦鯉など)や「白銀」(雪、スノーリゾート、米、鮭、地場産業である洋食器など)に輝く上質な地域資源が豊富にあり、それらを活かして「黄金(こがね)と白銀(しろがね)で酔わせる新潟」を目指して観光振興にオール新潟で取り組んでおります。
全国の生産者の日々の研鑽によって育まれた自信作が本大会で一堂に会し、お米の魅力とともに国内だけでなく海外へと発信されることで、消費が減少する米の需要拡大につながることを期待しております。
全国からお越しいただく皆様に、本県の「黄金」と「白銀」の宝に触れて、津南町や魚沼地域を楽しんでいただけることを祈念しております。

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米・食味鑑定士協会会長
鈴木 秀之

第25回記念『 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会inつなん』が、最大の米処である新潟県津南町での開催にあたりご協力ご指導を頂きました皆様に心より感謝と御礼を申し上げます。国内外、多くの皆様方に支えて頂きながら着実にグローバルな拡大方向へ進展を続けていると感じております。
本年度は25回記念大会と冠し、盛大に生産者の大会を成功させたいと思います。未だコロナウイルスの影を感じ、更にはロシア・ウクライナ戦争の影響で各種エネルギーや食糧、そして肥料や飼料の高騰によって生産者から消費者まで厳しく混迷した社会情勢に多くの方々が苦慮している、過去に例を見ない状況が続いております。環境変化や気候変動の中で持続可能(SDGs)な社会構造を作るため、一人一人が対応し、創造し、行動を起こし、食品ロスなどの無駄を最小限にとどめながら進めていく必要があると切に感じます。
私たちが生きてゆく中で最も大切な命育む資源は農業であると信じ、多難な時こそ日頃ご指導・ご協力をいただいております多くの関係者の皆様と一丸となり、この業界に感動と勇気をもたらし、未来に希望を持つことのできる産業となるよう精一杯の努力を続けてまいります。
生産者の皆様も様々な困難を抱えておられると思いますが、現状に大きな変化をもたらすチャンスと捉え、多くの方々からの出品米をお待ちしております。特別優秀賞、金賞、そして最高栄誉である『世界最高米』に選ばれる感動を味わってください。
「安全・美味しさ」をグローバルに発信し、日本産米に付加価値を付けることで希望満ち溢れる米産業を目指し、ご一緒に育ててまいりましょう。
【今がチャンス】。皆様からのご出品を心よりお待ちしております。

「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」inつなん実行委員会

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実行委員長
津南町長
桑原 悠

津南町は、新潟県の最南端、長野県と境を接し、町の南西から北東に流れる信濃川と雄大な河岸段丘から形成されている町です。最大積雪深4m超を記録する年もある日本有数の豪雪地帯である一方、夏は北西の涼風に恵まれ、高原性のさわやかな気候が続きます。
「農を以って立町の基と為す」を町の町是とし、農業が最大の基幹産業となっています。国営苗場山麓総合農地開発事業による大規模な農地造成・区画整理が完了し、米のトップブランドである「魚沼産コシヒカリ」をはじめ、アスパラガス・雪下にんじん・ユリ切り花などの園芸、養豚などの畜産、なめこなどの林産物を組み合わせた複合経営が行われています。また、奥信越の川と火山がつくりだした地形や、大地と雪に育まれた歴史文化が、「苗場山麓ジオパーク」として認定され、縄文時代から雪と共生してきた歴史や文化が農業生産にも生かされています。
現在、町では、小水力発電や雪室活用、堆肥施用の推進といった、津南の豊富な雪や水など自然力を最大限活用する循環型農業を目指すとともに、これをブランドコンセプトとした「ゆき みず だいち つなんまち」をメインコピーに据え、農林産物をはじめとする町全体のブランド力を高めるプロモーションを展開しています。
このような中、当地において、「第25回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会 in つなん」を開催できますことは、全国の皆さまから当町を知っていただくまたとない機会であります。
白くかがやく雪の季節に入る頃になりますが、豊かな自然や食を含め、大会を満喫していただけますよう、皆さまのご来町を心よりお待ちしております。

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副実行委員長
津南町農業協同組合代表理事組合長
石橋 雅博

JA津南町は、津南町を区域に町の真ん中に清流中津川が北には信濃川が流れ、標高200mから1,000mの日本一の河岸段丘地形に広大な農地が広がっています。
気象的には日本有数の豪雪地帯で夏の日中は高温となりますが夜間は温度が下がり、昼夜の温度差によりおいしい農産物が生産されます。また全国名水100選の一つである龍ケ窪の水に代表されるように、いたるところから流れ出る湧水と苗場山系から流れる清流を農業用水として利用する「名水の里」でもあります。
広大な段丘上に整備された農地には田畑が広がり、水田には昼夜の温度差がある恵まれた気象条件と名水に育てられた日本一のブランド米の「魚沼産コシヒカリ」が栽培され、その産地に恥じない取り組みとして「魚沼米憲章」を定め、安全・安心で高品質・良食味米の米作りに励んでおります。高原地帯の畑地には甘いスイートコーン、雪消えと同時に芽を出す柔らかく甘いアスパラガス、雪の下でじっくり熟成された雪下人参等の高原野菜や、しっかりした茎とつぼみをつけたユリ切り花やその他の切り花の栽培が盛んで日本一の「雪美人」のブランド名で販売されています。
第25回米・食味分析鑑定コンクール国際大会inつなんは、様々な企画を用意しておりますので本大会で多くの参加者がつどい開催されることで、生産者と消費者の交流を通じて、日本人の主食であるお米の見直していただく機会になればと期待しております。より多くの皆様のお越しを心からお待ちしております。